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そろばんの知識公開

小学1年の算数、入学前に何を準備する? できていると楽な5つの分野、毎日5分の遊び、無料チェックリスト

子どもの小学校入学が近づくと、ハノイの多くの保護者が心配になります。たし算・ひき算はもうできる? 先に勉強させておくべき? 私たちは日本人で、ハノイで5歳からの子どもにそろばんを教えていて、この質問をほとんど毎週いただきます。短く答えると、小学1年の算数は最初から教えてもらえます。子どもが持っていくべきなのは、数の感覚と、座って学ぶ習慣です。

そろばんのボードを持って教室の机に座る女の子
体験授業で、そろばんのボードを持って机に座る女の子。
短い答え

入学前に100までのたし算・ひき算ができる必要はありません。小さな数がわかり、座って学ぶことに慣れていれば十分です。

  • 20までの物を正しく数える、10から0へ逆に数える
  • 0〜10を読んで書く、1〜5個なら数えずにぱっとわかる
  • 小さな数を分ける・合わせる:5は2と3、「10の友」の組
  • 形の名前、上下・前後・左右がわかる
  • 曜日と、ちょうどの時刻になれる
  • ひとつのことに10〜15分取り組む、鉛筆を正しく持つ
  • 毎日5分、数で遊ぶ(分厚いドリルはいらない)

小学1年の算数では何を学ぶ?

ベトナムの2018年版一般教育課程では、小学1年の算数はおもに次の内容です。

  • 100までの数:数える、読む、書く、大小を比べる
  • 100までの、くり上がり・くり下がりのないたし算・ひき算
  • 平面の図形(正方形・円・三角形・長方形)と、立方体・直方体
  • 長さをはかる(cm)
  • 時計で「ちょうど○時」を読む
  • 曜日

これらはすべて、1年生の先生が最初の授業から教えてくれます。1年生は読み書きも始まり、新しいことがとても多い年です。だからこそ、家庭の役目は先取りで教えることではなく、子どもが無理なく学べる「土台」を整えることです。

小学校の教室で、そろばんを机に置いて授業を受ける子どもたち
小学校の教室でのそろばんの時間。一人に一つずつ、机にそろばんがあります。

小学1年向けの「思考力の算数」(ベトナムで「トアン・トゥ・ズイ」と呼ばれるもの)の問題の種類は、小学1年の「思考力の算数」とは?をご覧ください。

入学前に何ができればいい? できていると楽な5つの分野

ここに挙げるのは、入学したときに子どもが楽だと感じられることです。全部できる必要はありません。ペースは子どもそれぞれです。

A. 数と数えること

1〜20を数える・10から0へ逆に数える。20までの物を正しく数える。0〜10を読んで書く。1〜5個なら数えずにわかる。多い・少ない・同じを比べる。

B. 分ける・合わせる

5は1と4、2と3。物を使って「10の友」の組(7と3、6と4…)。「あめ3つに2つ足すといくつ?」のような小さな問題。

C. 形と位置

正方形・円・三角形・長方形の名前を正しく言う。上下・前後・左右がわかる。

D. 長さと時間(なれる)

長い・短い、高い・低い。曜日。時計の「ちょうどの時刻」に、なれる程度で。

E. 学ぶ習慣

机でひとつのことに10〜15分取り組む。鉛筆を正しく持つ。自分で準備して片づける。2つの指示を聞いて行う。

この5つの分野を、保護者が「できる」「練習中」に印をつけられる一覧にまとめ、2ページ目に10個の遊びをのせました:チェックリストをダウンロード(PDF・無料、ベトナム語)。テストではありません。「練習中」から1〜2個選んで、子どもと遊んでみてください。

「先取り」より大切なこと:優先したい3つ

100まで暗記して数えられるのに、先生に「7はいくつといくつ?」と聞かれると困ってしまう子は少なくありません。違いを生むのは、保護者の小さな3つの選択です。

優先したいこと

  • 数の感覚:あめ3つを見て、すぐ「3」
  • 考えを言葉にする:「どうしてわかったの?」
  • ゆっくりでも、正しく

つい優先しがちなこと

  • 100までの丸暗記
  • ノート1ページびっしりの数字の書き取り
  • 当てずっぽうでも、速く

数を覚えるより、数の感覚。「いち、に、さん…ひゃく」と唱えられることと、7が「5と2」だとわかることは別のものです。少しの物を見てすぐいくつかわかれば、それが後の暗算の土台になります。

書くより、話す。5歳の手はまだ力が弱く、数字を1ページ書かせると疲れて算数がこわくなりがちです。言葉で説明できれば、もうわかっています。書くことは後からついてきます。

わかってから、速く。まず物を使って正しくでき、それから物なしでやります。この年齢では、当てずっぽうで速いより、ゆっくりでも正しい方がずっと大切です。

入学前の目標は、たくさん知っていることではなく、数が好きなことです。

年齢別の準備:4歳、5歳、入学前の夏

  1. 4歳毎日、数で遊ぶ

    本物の物を10まで数える、どちらが多いか比べる、丸や四角の名前を言う。豆つまみやぬり絵で、手を少しずつ器用に。目標は「数って楽しい」と感じることです。

  2. 5歳10までの数がわかり、20まで数える

    10から逆に数える、5を1と4・2と3に分ける、1〜5個ならぱっとわかる。机に10〜15分座る練習も。そろばんの幼児クラスを始められる年齢でもあります。

  3. 入学前の夏まとめと、教室の習慣になれる

    物を使った「10の友」の組、0〜10の読み書き、曜日とちょうどの時刻になれる。自分で準備して片づけ、2つの指示を聞いて行います。

ポイント

夏のうちに一覧を全部終わらせようとしないでください。自信をもってできる1つは、無理にやらされた5つより価値があります。全部なれているなら、1年の教科書を先取りするのではなく、少しむずかしい遊びに進みましょう。

家でできる、毎日5分の算数遊び5つ

教材はいりません。家にある物で十分です。毎日ひとつだけ選び、5分くらい遊んで、子どもが「もっとやりたい」と思っているうちにやめます。

  1. お店やさんごっこ

    おもちゃを並べて「お店」にし、1つ1〜5円の値段をつけます。子どもは紙のお金で払い、自分で数えます。

  2. 階段で数える

    上るときは順に、下りるときは逆に数えます。慣れたら2とびで数えてみましょう。

  3. おやつを分ける

    「あめ6つを2人で分けると、1人いくつ?」。1つずつ配ってから数えます。わり算を知らなくてもできます。

  4. 指をぱっと見せる

    保護者が指を何本かさっと見せ(1〜5、次に6〜10)、子どもはすぐに数を言います。1本ずつ数えません。7本なら、だんだん「5と2」に見えてきます。

    家で始めるなら

    夕食の前に1分だけ。ほとんど正しく言えるようになったら、カードの点や、5つずつ並べた豆に替えます。

  5. 「10の友」カード

    1〜9の数字カードを作ります。1枚引いたら、合わせて10になるカードを探します。最初は豆10個で確かめます。くり上がりのあるたし算と、そろばんの土台になります。

残りの5つ(形さがし、時計の針あそび、カレンダーで曜日、お箸とお茶わんを数える、ミニすごろく)は、チェックリストの2ページ目にあります:チェックリストをダウンロード(PDF・無料、ベトナム語)。「少しずつ、毎日」が原則です。週末に1時間より、毎日5分の方が効果的です。

算数の準備でやらない方がいいこと

逆効果になりやすい準備のしかたがあります。

  • 毎日何時間もドリルをさせる
  • まだ指で数えている子に、時間を計って速さを競わせる
  • 1年の算数の教科書を丸ごと先取りする(入学後に退屈しやすい)
  • 鉛筆を正しく持てないうちに、きれいな数字を書かせる
  • きょうだいや近所の子と比べる
  • 子どもが遅いと、代わりにやったり、すぐ答えを言ったりする

子どもが避けるようになったり、「算数できない」と言い出したりしたら、量を減らすサインです。「算数って楽しい」という気持ちで入学できる子は、いちばん大きな強みを持っています。座っていられないことが気になるなら、子どもが勉強に集中できないときは?も参考にしてください。

Kodomo Soroban Center の5歳の幼児クラス

私たちは Vinhomes Gardenia のセンターで、5歳からの幼児クラスを開いています。教え方は、1976年から続く日本のこどもスクール(愛知・静岡に約90拠点)のものです。

  • 1クラス3〜5人、先生が一人ひとりを見る
  • 小学生クラスよりゆっくり。遊びと本物のそろばんで学ぶ
  • 数と、分ける・合わせるに親しむ:チェックリストのA・B
  • 座って学ぶ姿勢、鉛筆の持ち方、自分で準備:チェックリストのEそのもの

1回の授業の流れ、そろばんは何歳から始める?、センターの時間割もご覧ください。体験授業は無料です。お問い合わせページから、または電話・Zalo 096.802.8484 でお申し込みください。

よくある質問

5歳の子には、どんな算数を教えればいいですか?

5歳では、物と遊びを通して学ぶのがいちばんです。20までの物を正しく数える、10から逆に数える、0〜10の数字がわかる、1〜5個なら数えずにわかる、5を1と4・2と3に分ける、形の名前を言う、多い・少ないを比べる。1日5分ほどで十分です。

小学1年に入る前に、算数で何ができればいいですか?

100までのたし算・ひき算はできなくて大丈夫です。いちばん役に立つのは、数えることと0〜10の読み書き、小さな数を分けたり合わせたりすること、基本の形の名前と上下・左右、曜日やちょうどの時刻になれていること、そしてひとつのことに10〜15分取り組めることです。

小学1年の内容を先取りさせた方がいいですか?

その必要はありません。小学1年の算数は最初から教えてもらえますし、教科書を丸ごと先取りすると入学後に退屈しがちです。数の感覚、考えを言葉にすること、座って学ぶ習慣に時間を使いましょう。それこそ学校が子どもに持ってきてほしいものです。

入学しても指で数えていますが、大丈夫ですか?

大丈夫です。学び始めのころ、指はよい道具です。「指をぱっと見せる」や「10の友」のような遊びをすると、1本ずつ数えるのではなく、5と10のまとまりで数が見えるようになっていきます。

小学校に入る前にそろばんを始めた方がいいですか?

10まで数えられ、数字がわかり、15分くらい座っていられるなら始められます。そろばんでは5と10のまとまりが目に見え、座って学ぶ習慣も身につきます。Kodomo Soroban Center の幼児クラスは5歳から通え、無料の体験授業があります。

無料体験で、そろばんを試してみませんか

ハノイ・Vinhomes Gardenia のセンターで、1クラス3〜5人、1回60分。日本で教えているのと同じ方法です。電話・Zalo 096.802.8484。

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Kodomo Soroban Center 講師チーム

この記事は Kodomo Soroban Center の講師チームが、こどもスクール(日本・1976年からそろばん教育)の指導法と教材にもとづいて書いています。センターはハノイ市教育訓練局の認可を受けており、私たちの事業は文部科学省の EDU-Portニッポン応援プロジェクト(2026年度)に採択されています。

私たちについてEDU-Portニッポン教育活動の認可

株式会社森田グループ(日本)のグループ会社1976年から愛知県でそろばん教育 · こどもスクール 約90拠点

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