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そろばんの知識公開

九九を早く覚えるには? 子どもと楽しむ7つの方法、7・8・9の段のコツ、無料の練習プリント

「7の段はすらすら言えるのに、7 × 8 だけを聞くと詰まってしまう」。多くのご家庭で、こんなことが起こります。私たちは日本人で、ハノイで子どもたちにそろばんを教えています。日本では、子どもは小学2年で九九を覚えます。短く答えると、九九を早く覚えるカギは、長い時間座ることではなく、まず意味をわかること、順番を工夫すること、毎日短くくり返すことです。

Kodomo Soroban Center のそろばん教室で、手をあげて答える子どもたち
手をあげて、声に出して答える。リズムよく声に出すことも、九九を覚える助けになります。
短い答え

まずかけ算の意味がわかるようにして、それから毎日少しずつ覚えましょう。

  • 覚える前に、物を使ってかけ算の意味をわかる
  • やさしい段から:2と5、次に3と4、最後に6〜9
  • 入れかえても同じ:2〜9の段で覚えるのは36個だけ
  • 段ごとのコツを使う:倍にする、時計、指を折る
  • 声に出してリズムで、毎日5〜10分
  • 順番どおりだけでなく、ばらばらや□をうめる問題でも聞く
  • 覚えた式に色をぬり、残りだけを練習する

九九は何年生で習う?

ベトナムの2018年版一般教育課程と今の教科書では、九九は2年間に分けて学びます。

  • 小学2年:2の段・5の段のかけ算と、2・5のわり算
  • 小学3年:2と5の段を復習し、3・4・6・7・8・9の段のかけ算とわり算

日本では、1 × 1 から 9 × 9 までの81個(九九、「くく」)を、小学2年で覚えます。覚え方にも特徴があり、段ごとに声に出して、わらべうたのようにリズムで唱えます。「にいちがに、ににんがし、にさんがろく…」(2 × 1 = 2、2 × 2 = 4、2 × 3 = 6)。上から順に、下から逆に唱え、ばらばらに聞かれても答えられるようにします。

覚える前に:かけ算の意味がわかるようにする

「さんしち にじゅういち」と唱えられても、3 × 7 が何を表すかわかっているとは限りません。わかっていないと、忘れたときに自分で思い出す手がかりがありません。だから、まず意味から始めます。

子どもにとって、かけ算は同じ数のまとまりをいくつか合わせることです。ベトナムの教科書では、2 × 3 は「2を3回とる」という意味です。お皿が3枚、1枚にあめが2つずつなら、全部で 2 + 2 + 2 = 6。

家で始めるなら

物をまとまりに分けて並べます。お皿4枚に、豆を3つずつ。「いくつのまとまり? 1つにいくつ?」と聞いてから、3 × 4 と書きます。意味がわかっていれば、6 × 4 を忘れても自分で出せます。6 × 3 = 18 に、6のまとまりをもう1つたして24。

九九を早く楽しく覚える7つの方法

7つの方法は、わかる → 覚える → 確かめる の順に並んでいます。

  1. まず物でわかる

    新しい段は、はじめの何問かを、物を並べたり丸をかいたりして確かめます。「3の段は3ずつふえる」と言えたら、唱えて覚える段階へ進みます。

  2. やさしい段から

    2と5の段、次に3と4の段、最後に6・7・8・9の段。ベトナムの教科書の順番にも近い並びです。1の段と10をかけるかけ算はやさしいので、最後に軽く確かめるだけで十分です。

  3. 入れかえても同じ

    2つずつ3まとまりも、3つずつ2まとまりも6。2 × 3 = 3 × 2 です。2〜9の段で、1と10をかける式を除くと64個。でも実際に覚える必要があるのは36個だけです。

  4. 段ごとの「近道」を使う

    多くの段は、もう覚えた段から出せます。4の段は2の段から、6の段は5の段から。6つのコツは次の項目で紹介します。

  5. 声に出してリズムで

    日本の子どもが九九を唱えるように、「さんいちがさん、さんにがろく…」と声に出します。声に出すとリズムが保てますし、どこでつまずいているか保護者にも聞こえます。

  6. 毎日5〜10分、間をあけてくり返す

    週末に長くやるより、短く毎日。覚えた段は、次の日、数日後、1週間後にもう一度唱えます。

    家で始めるなら

    毎日決まってすることと組み合わせます。たとえば歯みがきのあとに1つの段を唱える。子どもが「もっとやりたい」と思っているうちにやめましょう。

  7. ゲームと「色をぬる表」

    ばらばらに聞く(7 × 6 は?)、□をうめる(8 × □ = 72)、数字カードを2枚めくってかける。すぐに正しく言えた式は 9 × 9 の表に色をぬります。ぬれていないところが、練習するところです。

私たちの練習プリントには、こうした問題がそろっています。1ページ目は壁にはれる色つきの九九表(2〜9の段)。2ページ目はばらばらの40問、□をうめる問題、色をぬる 9 × 9 の表で、答えは3ページ目です。九九の練習プリントをダウンロード(PDF・無料、ベトナム語)。

段ごとの覚え方のコツ

忘れてしまったときに、自分で答えを出すための「近道」です。最後の目標は、やはり答えをそのまま覚えることです。

2の段:倍にする

2 × 7 = 7 + 7 = 14。

4の段:倍の倍

4 × 7:7を倍にして14、もう一度倍にして28。

8の段:倍を3回

8 × 7:7 → 14 → 28 → 56。

5の段:時計の長い針

長い針が7をさすと35分。だから 5 × 7 = 35。答えの一の位は、いつも0か5です。

9の段:指を折る

両手の指10本を広げます。9 × 4 なら、左から4本目を折ります。左に3本(十の位が3)、右に6本――答えは36。

6の段:5の段にちょっとたす

6のまとまりは、5のまとまりに1をたしたもの。6 × 7 = 5 × 7 + 7 = 35 + 7 = 42。

7・8の段が覚えにくい? 残っている式だけ練習する

7と8の段でつまずく子は少なくありません。最後に習うので練習の回数が少なく、答えも大きくて似ています(48、49、54、56、63、64)。でも、本当に新しい式はごくわずかです。

642〜9の段の式の数(1と10をかける式を除く)
36覚える必要がある式の数(7 × 8 = 8 × 7 だから)
3ほかの段を覚えたあと、7・8の段で本当に新しい式

2・3・4・5・6・9の段を覚えたら、新しい式は 7 × 7 = 49、7 × 8 = 56、8 × 8 = 64 の3つだけです。段をまた最初から唱えるのではなく、色がぬれていない式だけを練習しましょう。

色がぬられた 9 × 9 の九九の表。1〜5の行は緑で、6〜9の行には黄色やオレンジのますが多く残っている
会員用「そろばん練習ルーム」の九九の表。正しく速く答えるたびに、ますの色がうすい黄色からオレンジ、緑へと変わります。この例で練習が必要なのは6〜9の行です。
ポイント

56 = 7 × 8 は「5、6、7、8」の並びで覚えられます。7の段は 7 = 5 + 2 に分けて:7 × 6 = 5 × 6 + 2 × 6 = 30 + 12 = 42。そろばんで7が「5の珠1つと1の珠2つ」なのと同じ考え方です。

色をぬる 9 × 9 の表は、プリントの2ページ目にあります:九九の練習プリントをダウンロード(PDF・無料、ベトナム語)。

九九の練習でやらない方がいいこと

  • 順番どおりにしか言えないまま、次の段へ進む
  • 最初から時間を計って、速さを競わせる
  • きょうだいや同じクラスの子と比べる
  • まちがえたときに強く叱る(こわくなって答えなくなります)
  • 長い時間座らせて、1つの段を「一気に終わらせる」

順番どおりに言えるのは、まだ最初の一歩です。6 × 7 を聞かれて「ろくいちがろく」から唱え直すようなら、その段にもう数日とどまりましょう。速さは後からついてきます。算数をいやがり始めているなら、子どもが算数が苦手なときはどうする?もご覧ください。

九九とそろばん

日本では、そろばんのかけ算でもこの九九を使います。23 × 4 なら、2 × 4 = 8 と 3 × 4 = 12 を使い、それぞれの答えを正しい位に置いて92を出します。ですから、そろばんは九九を覚える代わりにはならず、むしろ九九をしっかり覚えていることが必要です。

Kodomo Soroban Center(Vinhomes Gardenia)は1クラス3〜5人、1回60分で、日本のこどもスクールの教え方で授業をしています。会員の生徒は、家で会員コードを使ってそろばん練習ルーム(ベトナム語)に入れます。上の図のような、色がぬれる九九の表もあります。1回の授業の流れもご覧ください。体験授業は無料です。お問い合わせページから、または電話・Zalo 096.802.8484 でお申し込みください。

よくある質問

九九は何歳から覚えればいいですか?

ベトナムの今の教育課程では、2と5の段を小学2年で、残りの段を小学3年で習います。だいたい7〜8歳です。年齢より大切なのは、3 + 3 + 3 のように同じ数をたすことに慣れていることです。

九九を覚えるのに、どのくらいかかりますか?

子どもによって違います。毎日5〜10分なら、やさしい段で数週間、ばらばらに聞かれても確実に答えられるまでには、さらに数週間から数か月かかることが多いです。学校でも小学2年と3年に分けて習うので、あせる必要はありません。

九九は順番どおりに覚えさせた方がいいですか?

はじめのうちは、はい。順番に唱えると、きまりが見え、リズムも保てます。順番どおりに言えたら逆から唱え、次にばらばらに聞いたり、8 × □ = 72 のような□をうめる問題を出したりします。段の最初から唱え直さずにすぐ答えられたら、本当に覚えたしるしです。

7の段・8の段が覚えにくいとき、コツはありますか?

あります。2〜6の段と9の段を覚えたら、7・8の段で新しい式は 7 × 7 = 49、7 × 8 = 56、8 × 8 = 64 の3つだけです。8の段は倍を3回(8 × 6:6 → 12 → 24 → 48)。7の段は 7 = 5 + 2 に分けます(7 × 6 = 30 + 12 = 42)。

わり算は、どう覚えればいいですか?

わり算は、かけ算を「逆から読む」ものです。4 × 6 = 24 がわかれば、24 ÷ 4 = 6 と 24 ÷ 6 = 4 もすぐにわかります。ベトナムの小学3年では、同じ数のかけ算とわり算を、たいてい同じ単元で習います。4 × □ = 24 のような□をうめる問題が、わり算への橋渡しになります。

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ハノイ・Vinhomes Gardenia のセンターで、1クラス3〜5人、1回60分。日本で教えているのと同じ方法です。電話・Zalo 096.802.8484。

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Kodomo Soroban Center 講師チーム

この記事は Kodomo Soroban Center の講師チームが、こどもスクール(日本・1976年からそろばん教育)の指導法と教材にもとづいて書いています。センターはハノイ市教育訓練局の認可を受けており、私たちの事業は文部科学省の EDU-Portニッポン応援プロジェクト(2026年度)に採択されています。

私たちについてEDU-Portニッポン教育活動の認可

株式会社森田グループ(日本)のグループ会社1976年から愛知県でそろばん教育 · こどもスクール 約90拠点

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