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そろばんの知識公開

子どもに時計の読み方を教えるには? ちょうどの時刻から1分単位まで、わかりやすい5つのステップ(無料プリントつき)

「おかあさん、いま何時?」スマホのデジタル時計ならすぐに読めるのに、壁にかかった針の時計の前では困ってしまう。私たちは日本人で、ハノイで子どもたちにそろばんを教えています。針の時計は、順番どおりに進めれば難しくありません。コツは、小さなステップに分け、1つのステップで長い針の新しい位置を1つだけ覚え、時計を毎日のおなじみの時刻と結びつけることです。

黄色いふちのアナログ時計の文字盤。白地に黒い数字1〜12が大きくはっきり書かれ、数字の間に分の目盛りがある
数字が大きくはっきりしていて、分の目盛りもある針の時計は、始めるのにぴったりの「教材」です(イメージ写真)。
短い答え

針の時計は5つのステップで、1つずつ新しいことを足しながら教えましょう。

  • 短い針は「時」、長い針は「分」
  • ちょうどの時刻:長い針が12
  • 「半」:長い針が6
  • 15分と45分:長い針が3と9
  • 数字1つで5分。そのあとで1分ずつ
  • 生活の時刻と結びつける:起きる時間、ごはん、寝る時間
  • 毎日数分、本物の時計か手作りの時計で

時計の読み方は何年生で習う?

ベトナムの今の算数の教科書(2018年版一般教育課程)では、時計の読み方を小学校の最初の3年間に分けて学びます。

  • 小学1年:時の針と分の針を見分け、ちょうどの時刻を読む
  • 小学2年:長い針(分の針)が3・6をさすときの時刻を読む(例:7時15分、7時30分)
  • 小学3年:5分単位・1分単位まで読み、「〜分前」にあたる言い方 “kém” にも慣れる

日本でも、小学1年で時刻を読むことを学び、小学2年で日・時・分の関係を学びます。

家では、小学1年まで待つ必要はありません。5〜6歳ごろから、遊びの中で慣れていけます。短い針と長い針に気づく、保護者の「7時だね、朝ごはんにしよう」を聞く、といったことです。この年齢での目標は、時計を身近に感じること。1分まで正しく読むことではありません。

時計の読み方を教える5つのステップ

1つのステップで、長い針の新しい位置を1つだけ足します。何日か続けて正しく読めたら、次のステップへ進みます。

  1. 短い針は「時」、長い針は「分」

    手作りの時計なら、2本の針をちがう色にぬります。本物の時計なら、時刻合わせのつまみを回させてみましょう。長い針がひと回りすると、短い針は次の数字へ少し進むだけです。

  2. ちょうどの時刻:長い針が12

    長い針が12にあるとき、短い針がさす数字がそのまま「〇時」です。短い針が3なら3時。毎日のおなじみの「ちょうど」の時刻を聞いてみましょう。

  3. 「半」:長い針が6

    長い針が半分回ると30分。7時30分、つまり7時半です。このとき短い針は7と8のまん中にあります。短い針も半分進んでいることを見せましょう。

  4. 長い針が3と9

    長い針が3なら15分:7時15分。長い針が9なら45分:3時45分で、短い針はもう4のすぐ近くです。ベトナムの小学2年の教科書で習うのは、長い針が3と6のときです。9は、そこまでが確実になってからの一歩です。

  5. 5とびで数え、そのあと1分ずつ

    となりあう数字の間は5分です。12から「5、10、15、20…」と数えます。長い針が4なら20分、7なら35分。まさに5の段の九九です。

    家で始めるなら

    5とびがすらすら言えるようになったら、数字の間の小さな目盛りを見せます。目盛り1つが1分。長い針が4から目盛り2つ進んでいたら22分です。

私たちの時計の練習プリントは、このステップの順に作っています。1ページ目は時刻を読む12問(ちょうど・半・15分・45分)、2ページ目は文字盤に針をかきこむ9問と、5分単位で読む6問、答えは3ページ目です。時計の練習プリントをダウンロード(PDF・無料、ベトナム語)。

時計の練習プリントの1ページ目。短い針が赤、長い針が紺の時計が12個あり、それぞれの下に「時」と「分」を書くらんがある
プリントの1ページ目:時刻を読む12問。短い針(時の針)は赤、長い針(分の針)は紺です。

「〜分前」:同じ時刻の2つの言い方

長い針が6をすぎた(30分をこえた)ら、次の時刻まであと何分かで言うこともできます。ベトナム語では “kém”(足りない)を使い、日本語の「〜時〜分前」と同じ考え方です。ですから、3時45分と4時15分前は同じ時刻です。

  • 3時45分 = 4時15分前
  • 2時50分 = 3時10分前
  • 6時40分 = 7時20分前

教え方:長い針から12まで、逆向きに数えます。長い針が9なら、9から12まで数字3つで15分。短い針はもうすぐ4なので、4時15分前です。「〇時〇分」の読み方が確実になってから「〜分前」を教えると、2つの言い方がまざりません。

遊びながら覚える:家でできる4つの練習

時計は毎日目にするものなので、机に向かわなくても練習できます。

紙皿の時計

紙皿に1〜12の数字を書き、厚紙で長い針と短い針を切って、まん中をピンでとめます。保護者が時刻を言い、子どもが針を回します。

生活の時刻と結びつける

起きる時間、夕ごはん、寝る時間など、毎日することのとなりに時計の絵をかきます。その時間になったら、本物の時計とくらべましょう。

デジタル時計と並べる

デジタル時計が 7:15 なら、長い針は3。両方を読んでくらべます。

「あと何分?」と聞く

「いま4時40分。5時に公園に行くよ。あと何分?」長い針が8から12まで数字4つなので、20分です。

家で始めるなら

数字が大きくはっきりした針の時計を、ダイニングなど子どもがよく見る場所にかけます。1日に何回か「いま何時?」と聞くだけで十分。短く、毎日が大切です。

子どもがまちがえやすいところ

まちがいの多くは短い針から来ます。ゆっくり動くので、気づかれにくいのです。よくある4つを紹介します。

「短い針が3の近くだから3時」

長い針が10なら2時50分です。短い針は3のすぐ近くでも、まだ3に着いていません。短い針が2つの数字の間にあるときは、通りすぎた方の数字を読みます。

「長い針が3だから3分」

15分です。長い針は5のまとまりで読みます。数字1つで5分です。

「4時15分前は、もう4時をすぎている」

まだ4時前です。4時まであと15分、つまり3時45分です。

「デジタル時計があるから、針の時計は覚えなくていい」

針の時計は時間の流れが目に見えます。長い針がもう半分回った、12まであとどのくらい、とわかります。学校でも小学1年から針の時計を習います。

まちがえたときは、すぐに答えを言わず「短い針はどの数字を通りすぎた?」と聞いてみましょう。その問いかけが、次に自分で直す力になります。

時計と5の段、そしてそろばん

時計を読むことも、小さな算数です。5ずつ数えること、そして60分で1時間になることがわかればよいのです。

601時間は60分:長い針がひと回り
5文字盤のとなりあう数字の間の分
12文字盤の数字:12 × 5 = 60

ふだんのたし算とちがうのは、時間は100ではなく60で区切りになることです。9時50分の15分後は10時5分で、9時65分ではありません。10分で1時間ちょうどにして、残りが5分。暗算の「10をつくる」コツとよく似ています。

そろばんの上の珠は「5の珠」なので、そろばんを習う子は、数を5と10のまとまりで見ることに慣れています。時計の文字盤で5、10、15と数えることも、まさにその数の感覚の練習です。

そろばん教室では

Kodomo Soroban Center(ハノイ、Vinhomes Gardenia)は1クラス3〜5人、1回60分(長い針のちょうどひと回り)を7つのパートに分けています。いちばん長いパートでも20分ほど、長い針が数字4つ分進むくらいです。

1回の授業の流れもご覧ください。体験授業は無料です。お問い合わせページから、または電話・Zalo 096.802.8484 でお申し込みください。

よくある質問

何歳から時計の読み方を教えられますか?

5〜6歳ごろから慣れていけます。短い針と長い針を見分け、生活の中でちょうどの時刻を読むところからです。ベトナムの学校では、小学1年でちょうどの時刻、小学2年で長い針が3・6をさすときの時刻、小学3年で5分・1分単位まで読みます。ペースは子どもそれぞれなので、あせる必要はありません。

針の時計とデジタル時計、どちらを先に教えるべきですか?

私たちは針の時計から始めることをおすすめします。時と分がどう「進む」のかが目に見えるからです。デジタル時計は数字を読むだけなので、たいていすぐに読めるようになります。針の時計に慣れたら、2つを並べましょう。デジタルの 7:15 は、長い針が3です。

時刻の “kém”(〜分前)とは? どう教えればいいですか?

“kém” は、次の時刻まであと何分足りないかを表すベトナム語の言い方で、日本語の「〜分前」にあたります。3時45分は4時15分前とも言います。「〇時〇分」が確実に読めてから教えましょう。長い針から12まで逆に数え(9から12で15分)、短い針がもうすぐどの数字に着くかを見ます。

短い針と長い針をまちがえてしまいます。どうすればいいですか?

手作りの時計の針を2色にぬり分け、「短い針は時、長い針は分」と短い言葉で伝えましょう。本物の時計の時刻合わせのつまみを回すと、長い針がひと回りしても短い針は数字1つしか進まないことがわかります。読むときは、いつも短い針が先、長い針が後です。

時計の練習プリントはありますか?

あります。無料の時計の練習プリントは3ページで、1ページ目は時刻を読む12問(ちょうど・半・15分・45分)、2ページ目は針をかく9問と5分単位で読む6問、3ページ目は答えです。無料の練習プリントのページからダウンロードできます(PDF はベトナム語)。

無料体験で、そろばんを試してみませんか

ハノイ・Vinhomes Gardenia のセンターで、1クラス3〜5人、1回60分。日本で教えているのと同じ方法です。電話・Zalo 096.802.8484。

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Kodomo Soroban Center 講師チーム

この記事は Kodomo Soroban Center の講師チームが、こどもスクール(日本・1976年からそろばん教育)の指導法と教材にもとづいて書いています。センターはハノイ市教育訓練局の認可を受けており、私たちの事業は文部科学省の EDU-Portニッポン応援プロジェクト(2026年度)に採択されています。

私たちについてEDU-Portニッポン教育活動の認可

株式会社森田グループ(日本)のグループ会社1976年から愛知県でそろばん教育 · こどもスクール 約90拠点

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